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デジタルビデオカメラに広角レンズを取り付ける

 公開日     更新日  2017/08/15

   

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我が家で使っているビデオカメラは、2009年製のSonyハンディカムHDR-CX520
すでに7年ほど経過してますが、ワイドな映像を求めて今更ながら7年目にしてようやく広角レンズを購入しました。

ワイドコンバージョンレンズについて

数日前に検索して得たにわか知識ですが・・・。

被写体が大きい場合、被写体全体を撮影するためには次のどれかをやらないといけません。

  • カメラのズームをワイド側にする
  • 被写体との距離をとる
  • 広範囲を撮影できるレンズを使う

室内での撮影が最もよい例ですが、被写体がワイド側いっぱいにしても収まりきらない場合は室内なので距離をとることが出来ず、最終的に最後の選択肢であるレンズでの解決をしなければなりません。
そうです、お金で解決させるのです。

ワイドコンバージョンレンズは、こういう室内など制限されたシーンで広範囲を撮影するためのレンズです。

適正サイズの確認

今回はデジタルビデオカメラに取り付けるのですが、ビデオカメラに限らずスチルカメラにもいえますが、取り付けることの出来る対応レンズがばらばらです。
一番の理由はレンズのサイズがそもそもカメラの取り付け部分とあわないため。
そのため間違ったサイズのレンズを買わないように自分の持っているカメラにあった正しいサイズを選ばないといけません

この適正サイズとやらを見分ける方法を簡単な順にまとめます。

今回は★の3番で解決しました。

  1. カメラ屋さんの店員さんに相談する
    お店に行く手間があればこれが一番手っ取り早いです。
  2. レンズメーカーのホームページ等で対応カメラを調べる
    取り付けることの出来るカメラの型名を一覧にしてくれている気が利くメーカーもあります。
  3. カメラメーカーのホームページで確認する ★
  4. カメラに刻印されたレンズサイズを調べる
    レンズ周辺に記載されているとのこと。
    「Φ37」というようなフォーマットで、この場合は37mmという意味らしい。
    残念ながら我が家のカメラやレンズ部分にはかかれてませんでした。
  5. 定規を使って自力で見極める、または、WEBで検索して同じ悩みを持つ人の情報を頼りにする
    さすがにここまで来る前には解決すると思いますが、カメラメーカーのホームページがなくなっていたり、カメラの刻印が消えてしまっていたなど、本当にどうしようもない場合は最終的にはこの手段で確認になるかと思います。

Sonyのホームページで適正サイズを確認

我が家で使っているSonyハンディカムHDR-CX520のホームページは販売終了であっても残ってました。
さらに仕様のページまで進むと、そこにレンズのサイズが載ってます。

レンズ
フィルター径 : 37mm

取り付けたいのはワイドコンバージョンレンズというレンズではありますが、ビデオカメラの場合はレンズの交換は出来ずフィルターとして追加するものなのだから、「フィルター径」と表現しているんだと推測。

つまりサイズが37mmに対応しているものを選択すればよいのです。

サイズ以外の確認項目

レンズとカメラには相性があるらしく、サイズ以外にも気をつけなければならないことがあるとのこと。
WEB検索でよく見られるポイントは大体以下の項目らしいです。

  • レンズを追加することでのゆがみが耐えられるか
    ワイドコンバージョンレンズを使うと、どうしてもゆがみが生じるらしいのです。
    サンプル画像として、レンズメーカーが提供してたり、購入者がアップしているものなどで確認されるとよいかと思います。
  • ピントが合うか
    たとえレンズ側が対応していても、取り付けるカメラ側も対応していないと、結果としてピントが合わないといったような残念な映像しか撮れないとのこと。
    そういう意味でカメラとレンズの両方の型番が明記された対応表があるのが確実です。
  • ケられ」が発生しないか ★

「ケられ」について調査

最後の★で言っている「ケられ」という用語がなじみがなかったのですが、Wikipediaサイトで確認しました。

ケラレは次のような場合に発生する。

  • 不適切なレンズフードの使用、あるいは厚すぎるフィルター枠などによって画面四隅が暗くなる。
  • 画面サイズに対しイメージサークルの不適切に小さいレンズを用いて周囲が暗くなる。
  • コンバージョンレンズ等を付加して撮影するときに、画像全体に光が届きにくくなり周辺光量が低下する。

「ケられ」がおきるとピントが合わない場合と同様に、結果として暗くなって残念な映像しか撮れないということらしいです。

我が家のデジタルカメラにあうレンズ候補を比較してDCR-732を購入

調査の結果、4つの選択肢に絞り込みました。
といってもワイドコンバージョンレンズとしては、そんなに選択肢はなかったようでこれ以外には高価すぎて手が出せないだけなのですが・・・。

比較してみると、純正はやっぱり高かった。
そして非純正であればズーム対応があっても手が届く価格設定
ズームを使うのかまだよくわかってないのですが、だからなお一層ズームが出来る方が安心なので、最終的にraynox製のDCR-732を購入しました。

Sony純正品

純正だと、ズームに対応したものと、ズーム非対応だけど軽量で倍率が高い、という2つの特徴のあるレンズがラインナップされているようです。

  • 倍率:約0.75倍
  • 質量:約175g
  • 色:ブラック
  • ズーム対応
  • 倍率:約0.8倍
  • 質量:約38g
  • 色:ブラック
  • ズーム非対応

レンズメーカーの製品

検索したところ、非純正でもズームに対応したものと、ズーム非対応だけどお手軽な価格設定のものがありました。
ここであげたraynox社の製品はraynox社の製品ページを見ると機種対応表があったり、サンプルムービーがあったり知識がなくても理解が深まりとても参考になりました。

  • 倍率:約0.7倍
  • 質量:約135g
  • 色:ブラック
  • ズーム対応
  • 倍率:約0.6倍
  • 質量:約82g
  • 色:シルバー
  • ズーム非対応

デジタルカメラへ取り付けるときのカメラの撮影設定の変更

デジタルカメラへの取り付けはネジを回す要領で、簡単に取り付けることが出来ました。
このままワイド映像の撮影はできるようになっているのですが、カメラ側にレンズに最適化した設定がありますので、あわせてこの設定をしておきます。

カメラのメニューを開き、次のようにたどった項目でワイドコンバージョンレンズのための設定ができます。

[メニュー] – [撮影設定] – [アクセサリーレンズ] – [ワイコンレンズ]

この項目を設定しておくと、次の動作変更があるので必ず設定しておくべき。

  • 内蔵フラッシュを発光しない
  • 手ブレ補正やフォーカスの最適化が行われる

ちなみにワイドコンバージョンレンズをはずしたときにも、同じメニュー画面まで進んで[切]を選択しないと撮影時に最適化されず影響が出るようです。
普段から気をつける癖をつけないといけなさそうです。

最後に

少し使ってみてよかったポイントは、以下に示すような期待通りの結果となったので大成功でした!

  • これまで室内の映像では顔が大きく写るぐらいだったところ、胸から上を広く撮影できるようになった。
    また、数人いても窮屈に集まらなくても全員を一度に撮影できるようになりました。
  • ズーム対応と言うとおりで、ピントはばっちりあう
  • 我が家のHDR-CX520との組み合わせだと「ケられ」はまったくありませんでした
    ゆがみもぜんぜん気にならないので、つけっぱなしでもよいのかもしれないとさえ思えます。

さらにしばらく使ってみた使用感

2016年5月現在の約3ヶ月経過時点の、その後の使用感を思い返してみました。

まず、レンズの取り外しは1度もなく、常に付けっぱなしです。

レンズに応じた最適化設定への変更が一手間というのもありますが、一番の理由は取り外したレンズを収納したケースごとカメラと一緒に持ち運ぶ事になりますので紛失させてしまうのではないかと気になったためです。

そして購入前から気になっていたズーム機能は、結果としてバンバン使いまくっています。

たとえ広範囲を撮影できたとしても、顔をアップさせたい事が多々あって、レンズをつけたままでのズームは非常に重要なのだと思いました。

出来ることなら、こういった用途を踏まえたレンズを選び抜くべきだったのですが素人ゆえなかなかうまくいかないものなのですよね。

用途がイメージできないときは、やはり予算と見比べつつ保険としてズーム機能をつけるのかどうかと言う見極めをしないといけないってことなんですね。

私の場合はレイノックスのレンズの機能には満足してますが、この記事が何かしら役に立てれば幸いです。

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