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あなたのための物語

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久しぶりにSF小説を読破。
前回2014年最後として『My Humanity』を2014年12月に読み終わり、同時に次の作品としてタイトルにある『あなたのための物語』を読み始めたので、5ヶ月も読み続けてたという計算。

別に読みにくさがあったわけではなく、なおかつ挫折することない好みのある面白い内容でした。
ということでなんでこんなに時間かけて読んでるのだという話だったりします。

この作者の作品は3冊目

個人的にSFというキーワードで思い描く未来像として、いくつかビジョンが思いつくのだけど、この作者のSF小説を3冊読んで全部、私の描いているSFの的を得た内容でした。
ようするに読者層としてターゲットになってたんだと思います。

人工知能、ロボット、ニューラルネットワークというジャンルなのかな。…全く知識がなく外してたらすみません。
この手のジャンルとしては結構な数の映画があるため身近な内容でもありますね。
ということで、SF小説にありがちな、難しい用語でまくしたてられたり、理不尽な物理で言いくるめられる、というような”蚊帳の外”という感覚が少ない、わかりやすい内容でした。

また、前回読んだ『My Humanity』は本作からのスピンアウトということで、やっぱり気になったため元となる世界観を堪能するべく、『あなたのための物語』を読んでみました。

ITPというテクノロジーがポイント

本作のSFっていうのがITP(Image Transfer Protocol)の存在。
どうしても伊藤計劃の『ハーモニー』を連想してしまう、というぐらいジャンルとしては近い内容。

と言っても本作で語られているITPはまだ技術途上の開発段階ということで世代に開きがあるということで直接かぶった内容ではなく、どれも全く問題なく楽しめました。

とてもベーシックなストーリー

本作を読み終えた感想として、ウルトラCを決めるような驚きの内容はなく、基本を抑えた裏切りの少ない内容でした。

題材としては好みだっただけに、欲を言うと最後はもっと波乱が起きて、もう数100ページぐらいあっても良いと思うぐらいのベーシックさでした。

あるいは燃え尽き方が甘かったから、スピンアウト作品が生まれたということかも?

読んでると違うことを考え出したかなー

読み終わるのに5ヶ月もかかってたけど、振り返ると、ストーリーが凄くシンプルでわかりやすいということもあってか、ついつい読んでいるうちに違うことを思いついてしまうため、なかなか読み進められずにいたんだと思います。

特に職業柄、日々のソフトウェア関連の課題に対して悩みを持ってたりするのだけど、本作で語られている人工知能の悩みに共感が持てるというか、読めば読むほど目の前の課題に取り組まなきゃいけないのではないかという思いに至り、アクションを起こすことになるために読書が中断することが多々あったと言うわけです。

結果的に日々のやるべきことに取り組むことが出来たので、そういう意味では良い作品だったんだと思います。

ただ読み終えるとさすがに5ヶ月取り組んだためか脱力感が支配してしまい、しばらく小説を遠ざけて見ようかなと思います。

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