Android Studioをインストール
公開日
せっかくタブレットをゲットしたので、勉強も兼ねてAndroidアプリ開発をはじめたいと思います。
今回は手始めに、Androidアプリ開発環境であるAndroid Studioのセットアップまですすめます。
Contents
Androidアプリを開発するための開発環境
まず現在のAndroid開発環境としてどのような選択肢があるか調べてみました。
とはいっても、検索してみると大量に見つかる事例はほぼ次の2択。
- Android Studio
Android Developer公式ページにて提供。
統合IDE、デバッガ、エミュレータ、実機接続用ドライバなど必要な部品が全て組み込み。
統合IDEとしてIntelliJが組み込まれている。 - Eclipse + Android Developer Tools(ADT)
統合IDEとしてEclipseを利用し、Android Developerが提供するADTをプラグインとして追加する形で連携する構成。
Java開発で実績のあるEclipseがベースとなることで使い勝手が統一されるので作業が捗る。
他にもいくつか選択肢があるような気もしますが、事例が圧倒的に多いため、このどちらかでよいと思われます。
ここでAndroid Studioの方は、2014年6月頃にβ版として登場し、昨年末の2014年12月に正式バージョン1.0がリリースされているということで、こっちが最新の開発環境になるとのこと。
そのためまだリソースが不足ぎみではありますが、とは言え最新のツールなので、これからの開発であれば、こちらを使ってみたいと思います。
Android Studioのダウンロード
Android Developerから取得。
ざっと眺めた感じだとこのサイトには、開発に関わるすべてがつまっているようなので、今後とりあえず何かあれば、その都度開くような使い方になるんでしょう。
- Android Developers
ここから目当てのAndroid Studioダウンロードのコンテンツに進みます。- 「Get the SDK」リンク
- 「Download Android Studio」ボタン
必要となるインストーラはここで取得できるこの1ファイルだけでよく、残りは実行時に必要に応じて追加していくことで、取り揃えていくんだそうです。
シンプルなのは、とてもよいことですね。
Android Studioのインストール
インストーラをダブルクリックして進めることで、Android Studioのインストール自体は何も迷うことなく完了。
続いてAndroid Studioの初回起動時に、プロジェクト選択画面の左下にある「Check for updates now」をクリックして、オンラインアップデートを実行。
最新バージョンがある場合にアップデートしておきます。
Androidバージョンに対応するツール類を追加インストール
ここが一手間となる、開発対象となるAndroidバージョンに従ってエミュレータ等をインストール。
プロジェクト選択画面にて「Configure」→「SDK Manager」と進め、Android SDK Manager画面まで進める。
ここで、開発対象のバージョンに応じてインストール対象を切り替えることとなります。
Androidでは、バージョンというのが「APIレベル」として数字で表現されているようで、これを基準にインストール対象を選択していくことになるようです。
APIリファレンスを見ると、以下2パターンあるようです。
- APIレベルに応じて、新規に追加になったAPIは、(当然ですが)古いAPIレベルでは使えない
- APIレベルによって、ある時期以降非推奨になったAPIがあり、新しいAPIレベルでは使えない
ただし、プロジェクトの設定として、開発するアプリが対象とするAPIレベルを明記することで統合IDEとして警告なりエラーとしてチェックアウトすることが出来るようです。
そのためインストールすべきツール類として、厳密にAPIレベルをあわせたものを取り揃えなくても、新しいものさえ入っていれば、とりあえず後でどうにかなるのかなと思います。
さらに、デフォルトで最新のものがマークされていたので、この設定はすっ飛ばしてもいいってことでしょうか?
インストールされていることを確認すべきは、とりあえず次の3つ。
- Android
- Intel x86 Atom System Image
これがエミュレータの実行イメージらしい。
Intel x86 Atom用というのが、Intelプロセッサ用ということなんだと思います。
- Intel x86 Atom System Image
- Extras
- Google USB Driver
タブレット実機を接続してデバッグ用アプリを実機にインストールするためのドライバ。 - Intel x86 Emulator Accelarator (HAXM installer)
Intelプロセッサの場合にエミュレータの実行速度を高速化をするためのモジュール。
- Google USB Driver
実機のデバッグを有効化
タブレット実機をデバッグ用でUSB接続をするために、Androidに隠されたメニューを有効化しないといけません。
この隠れメニューは一度表示してしまうと元通り隠すことが出来ません。
表示しても機能的な差異はないと思いますし、当然表示するという機能自体Androidの公式機能なのだからサポート対象だと思います。
とはいえ元に戻らない以上、有効化はアプリ開発を前提とする場合のみ実施したほうが良いと思います。
手順は至ってシンプルで、設定ツールより次のメニューを実行。
- 「設定」ツール実行
- 「タブレット情報」を表示
- 「ビルド番号」を10回タップ
すると「設定」ツールの下から2番めに「開発者向けオプション」というメニューが表示されます。
USBデバッグを有効化してAndroid Studioと接続するには、次のようにします。
- 「設定」ツール実行
- 「開発者向けオプション」を表示
- 表示されるメニューで「開発者向けオプション」をONにする ※ちょっと紛らわしいですが
- 「USBデバッグ」にチェック
- USBケーブルでPCとAndroid実機を接続
これでデバッグを有効にしてAndroid Studioと接続可能になります。
最後に
今回は前準備に必要となる開発環境のインストールと初期設定まで進めました。
今後は引き続き、Androidアプリ開発に進めたいと思います。
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